TEL03-5421-6480

平日 9:00-19:00 / 土日祝 9:00-18:00 (休診日:年末年始)

口ゴボ矯正治療(上顎前突・上下顎前突)

口ゴボとは

口元が全体的に前方に突出した状態を指す「口ゴボ」は、日本人によく見られる症状です。特徴的な顔貌を呈するため、口元のコンプレックスになりやすく、矯正による治療を希望される方が多くなっています。口ゴボであるかどうかは、Eラインを見ることで簡単にチェックできます。

「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」や「上下顎前突(じょうかがくぜんとつ)」が口ゴボに当てはまります。。

口ゴボのセルフチェック

Eラインは横顔の美しさの指標となる線で、正確にはエステティックラインと言います。鼻の先端と下顎の先端(オトガイ)を1本の線で結んだ時に、口唇がEラインの外側に出ていたら、口ゴボです。日本人は口唇がEラインのやや内側に位置している状態が理想的と言われています。

横顔

口ゴボになる原因

口ゴボの主な原因は生まれ持った骨格に対して大きすぎる歯列が原因で、結果として唇が前方に押し出され、口を閉じても口元がモコっと膨らんで見えます。口を閉じる際に無理な力が入りオトガイ部の筋肉が硬直して梅干し状にしわが寄ります。こうした歯列不正を誘発するのは、先天的な要因と後天的な要因の2つに分けられます。

口ゴボの先天的な要因

口ゴボは、先天的に欧米人と比べ小さい頭蓋骨と顎骨の中に、欧米人と同じサイズの歯が生えてきてしまい、あごの骨に収まりきらないことが原因の一つです。

口ゴボの後天的な要因

口ゴボの後天的な要因は「習慣」です。前述の先天的な要因に加え口呼吸、指しゃぶり、舌を前に突き出す癖、やわらかいものばかり好んで食べる習慣などによって、口唇閉鎖不全(お口ポカン)が起き、前歯が前方に飛び出てきて口ゴボの症状が現れます。
※もし仮に先天的に小さな顎骨に大きな歯が出てきて口唇閉鎖不全をしなかったとしたら、前歯が引っ込む代わりに歯列の凸凹が起きてしまい、叢生歯列という違う不正咬合が現れます。

口ゴボになる人が増えている?

口元がゴボッと膨らんで見える口ゴボ。見た目の印象を大きく左右する症状だけに、気になっている方が多いようです。口ゴボの背景には、上顎前突や上下顎前突といった歯並び・噛み合わせの異常が潜んでいるため、見た目以外の問題も抱えていることに注意しなければなりません。そんな口ゴボになる人が増えているのをご存知でしょうか?

口ゴボ原因

インビザラインで口ゴボになる方が増えています

近年、マウスピース矯正のインビザラインが急速に普及していますが、比例して口ゴボになる人も増えています。実際、当院でもインビザライン矯正後に口ゴボになったという相談が増加しており、マウスピース矯正とワイヤー矯正の違いを考えさせられる場面が多くなりました。

やはり、マウスピース矯正は利便性の高い治療法ではあるものの、向いている症例と向いていない症例があることを正しく理解した上で適応しなければならないのです。その判断を誤ると、インビザラインによって口ゴボになるようなトラブルを招いてしまいます。

インビザラインで口ゴボになる理由

インビザラインは、上顎前突や下顎前突を治すために行う矯正治療です。それにもかかわらずインビザライン矯正で口ゴボになる理由としては、診断・治療計画の誤りが第一に考えられます。

3Dシミュレーションソフト

診断と治療計画の誤り

インビザラインは、患者さんのお口の情報をクリンチェックというシミュレーションソフトに入力することで、治療計画等を簡便に作成できます。ただ、そのままの状態で治療を始めることはなく、必ず歯科医師が専門的な知識や技術、経験をもとに各種パラメーターを調整しながら、適切な治療計画を作成します。

経験の浅い歯科医師がこれを行うと、誤った診断や治療計画へと導いてしまい、結果として口ゴボの症状を引き起こすような失敗を招くのです。

非抜歯にこだわる女性

非抜歯にこだわることの危険性

なぜか巷では「インビザラインは抜歯をせずに歯並びをきれいにできる方法」という認識が広まっています。これをワイヤー矯正よりインビザラインが優れている点と捉えている人も多いようです。けれども現実としては、インビザラインだから歯を抜かずに治せるというケースは少ないです。正確には、抜歯をしないで治せるケースにインビザラインが適応されることが多いのです。

この点を勘違いして非抜歯にこだわると、スペースの絶対的な不足を解決できず、そのしわ寄せが前歯部に現れて口ゴボになることになることがあります。本来抜歯が必要なケースを非抜歯で治そうとすることも歯科医師の知識や経験不足に起因しているといえるでしょう。

インビザラインによる口ゴボはワイヤー矯正でリカバリーできます

インビザラインで口ゴボになった場合でも、ワイヤー矯正で治すことができますのでご安心ください。口ゴボを改善するために抜歯をすることになったとしても、歯を3次元的に大きく動かせるワイヤー矯正なら、比較的短期間で症状の改善が見込めます。重要なのは、正しい診断と治療計画の立案を行える歯科医師にリカバリーを任せることです。

口ゴボを治療するメリット

治療するメリット
  • 口元のコンプレックスを解消できる
  • 歯磨きしやすくなる
  • 口を閉じやすくなる
  • 噛み合わせが良くなる
  • 顎関節への負担を減らせる

口ゴボの方の多くは、歯並び・噛み合わせの異常を伴うため、歯磨きしにくい、口を閉じにくい、上下の歯が適切な位置で噛み合わないなどの症状に悩まされます。矯正によって口ゴボを治療すれば、口元のコンプレックスを取り除けるだけでなく、そうした歯並び・噛み合わせの異常に由来する症状も解消できます。

口ゴボを放置するリスク

ものごとに消極的になる

口ゴボがコンプレックスになっていると、「口元を見られたくない」「人前に出るのが恥ずかしい」といった意識が働き、行動だけでなく性格まで消極的になってしまう場合があります。

虫歯や歯周病になりやすい

出っ歯が原因で口ゴボになっている場合は、歯磨きしにくいことから口内環境が悪くなりがちです。口呼吸を伴う場合は、口腔乾燥が加わるため、細菌の活動がより一層高まります。その結果、虫歯や歯周病リスクが顕著に増加するのです。

食べ物を効率良く噛めない

出っ歯などの歯並びの異常には、必ずと言って良いほど噛み合わせの異常も伴います。上下の歯が適切な位置で噛まないと、食べ物を効率よく咀嚼(そしゃく)できません。また、歯列の一部や顎関節に過剰な負担がかかることで、歯の摩耗や破折、顎関節症のリスクも上昇します。

口ゴボを治すとガミースマイルも治る?

ガミースマイルとは?

ガミースマイルとは、笑った時に歯茎(ガム)の見える範囲が多い状態で、審美面への影響が大きい症状といえます。ガミースマイルは、骨格や歯の大きさ・歯並び、口腔周囲筋などの異常が原因となります。笑った時に歯茎が見えすぎる原因は、人によって大きく異なる点に注意が必要です。

口ゴボとの関係は?

口ゴボでは、前歯が前方に出ていることで「上唇を閉じられない」「上唇が上がり過ぎる」といった症状が認められることがあります。どちらも上の歯茎が見えやすくなる原因となるため、口ゴボにガミースマイルを伴うケースが比較的多いのです。

口ゴボに由来するガミースマイルを治す方法

口ゴボに伴うガミースマイルは、歯列矯正で治せることが多いです。前方に出ている歯を後方に下げることで、口元の突出感や上唇が閉じられなかったり、上がり過ぎたりする症状を改善できます。その際、1歯1歯を細かく動かせて、上下の噛み合わせの微調整までしっかり行えるワイヤー矯正を選択することが重要となります。ワイヤー矯正よりも制限の多いインビザラインで治療することはあまりオススメできません。

ガミースマイルを治療

口ゴボ向けの矯正治療

口ゴボ(上顎前突・上下顎前突)の原因は顎骨の大きさと歯列の大きさの不調和によるものです。いくらお口を閉じるトレーニングをしても大きな歯列は小さくなりません。そのためお顔のレントゲンであるセファログラム診断をし、骨格に合わせた歯列にするために多くの場合は小臼歯の抜歯を伴う歯列矯正になります。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正

1本1本の歯にブラケットを装着して、金属製のワイヤーを通す治療法です。最も標準的な矯正法であり抜歯症例にも対応しているため、口ゴボを治す際にも有効です。ワイヤー矯正なら症状が重たい口ゴボにも適応できます。

マウスピース矯正

マウスピース矯正

透明な樹脂製のマウスピースを装着する治療法です。装置が目立たず、着脱も可能であることから近年人気が高まっています。しかし抜歯を伴う矯正治療には向いておらず、適応の幅はワイヤー矯正ほど広くはありません。

中等度から重度の口ゴボでマウスピース矯正を希望される場合は、ワイヤー矯正もしくはワイヤー矯正とのマウスピース矯正のコンビネーション治療を提案させていただくこともあります。

口ゴボ(上下顎前突症例)の症例

Before After
Before After
Before After
Before After
Before After
Before After
主訴 口元の突出感
診断名 上下顎前突症例
年齢 12歳1か月
治療に用いた装置 マルチブラケット装置
抜歯部位 上下左右第一小臼歯抜歯
治療期間 約1年
治療費 979,000円(税込)
リスクと副作用 マルチブラケット装置による違和感や痛み、口内炎が起こる場合があります。
口腔清掃状況が悪いと虫歯や歯周病になるリスクがあります。
歯の動きには個人差があり予定した治療期間が延長する場合があります。
まれに歯根吸収や歯肉退縮を起こす場合があります。

よくある質問

Q

口ゴボの見分け方を教えてください

A

口ゴボはEラインで見分けることができます。鼻の先と顎の先を結んだ線をE(エステティック)ラインと呼び、横顔の美しさの指標となります。鏡でご自身の横顔を観察し、口元がEラインよりも外側に出ている場合は、口ゴボである可能性が高いです。

Q

歯並びは良いけど口ゴボは治した方がいいですか?

A

噛み合わせや見た目が悪い場合は、治しても良いといえます。歯というのは、単に美しく並んでいれば良いというものではありません。上下の歯列が正しい位置で噛むことで、歯が持つ本来の機能を発揮できるからです。また、口ゴボの症状が深刻なコンプレックスになっていたり、呼吸や発音に悪影響が及んでいたりする場合も歯列矯正を受けた方が良いといえるでしょう。

Q

口ゴボを自力で治すことはできますか?

A

口ゴボを自力で治すことはできません。歯並び・噛み合わせの異常は、基本的に矯正治療でなければ改善できないのです。前方に出ている前歯を自力で引っ込めようとすると、歯が折れたり、歯茎に炎症をもたらしたりするなどのトラブルを招きます。

Q

口ゴボの矯正は普通の矯正より費用が高いですか?

A

口ゴボだから費用が高くなるということはありません。矯正の費用は、歯並びの重症度や選択する矯正法の種類などによって決まるものなので、受け口や乱ぐい歯よりも口ゴボの矯正の方が高くなるということはないといえます。

Q

口ゴボを治したら、後戻りしないですか?

A

保定処置を受けることで後戻りを防止できます。口ゴボを治した後にリテーナーと呼ばれる保定装置を装着して、歯をその位置に固定します。保定にかかる期間は、歯を動かす治療(=動的治療)と同程度なので、数年を要するのが一般的です。少し長い道のりになりますが、口ゴボを元に戻さないためにも、保定処置は最後までやり遂げましょう。

Q

まだ高校生ですが口ゴボは治せますか?

A

もちろん、治せます。口ゴボを治す歯列矯正は、永久歯列が完成し、顎の骨の成長も終わりかけている時期であれば適応可能です。実際、当院でもたくさんの高校生の患者さんに口ゴボの歯列矯正を行っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。口ゴボの矯正は「高校生だからまだ早い」とか「高校生は治しにくい」といったことは一切ありません。

Q

顎が小さいけど口ゴボを治せますか?

A

矯正治療で治すことは十分可能です。ただし、顎が小さくて口ゴボになっているケースでは、足りないスペースを作り出すための抜歯が必要となることが多いです。また、歯列矯正の難易度もやや高くなることから、口ゴボ治療の経験が豊富な歯科医師に任せた方が良いといえます。

Q

口ゴボを治すとほうれい線が目立たなくなると聞いたのですが

A

必ずしもそうした結果が得られるわけではありません。ほうれい線が目立つ原因は人によって異なるため、口ゴボを治すことでその症状が緩和されるとは言い難いからです。仮に口ゴボだけが原因で、ほうれい線が目立っている場合は、矯正治療によってその症状も改善されることもあります。いずれにせよ気になる方は、矯正相談および精密検査を受けることをおすすめします。

Q

口ゴボは「くちごぼ」「ろごぼ」どっちですか?

A

「くちごぼ」です。口ゴボの名前の由来は、口元がゴボっと膨らんでいることで、正式な診断名ではなく、ある種の造語もしくは俗称である点にも注意が必要です。口ゴボになる背景には、上顎前突や上下顎前突などの歯列不正が潜んでいるケースがほとんどです。

口ゴボ専門外来

口元の突出が気になる方のために、専門的に診断・治療をご提案する口ゴボ専門外来を設けています。詳しくはこちらをご覧ください。

東京都品川区上大崎2-15-17 アセンド目黒駅前7F
03-5421-6480

※ミーティング、研修等により休診になる場合があります。その際は電話が通じない場合もありますので、留守番電話もしくはお問い合わせフォームにてご用件をお知らせください。

診療時間
9:00-19:00 × × ×
9:00-18:00 × × × × ×
診療時間
平日 9:00-19:00土日祝 9:00-18:00 (休診日:年末年始)
地図
ページトップへ