失った歯を補うために、入れ歯を装着している人は多いことかと思います。入れ歯は、短ければ1ヵ月程度で製作することができ、保険も適用されることから、気軽に治療を受けられます。その「気軽さ」「手軽さ」から、のちのち後悔する人が少なくないのも事実です。例えば、入れ歯には「入れ歯が合わない」「うまく噛めない」「入れ歯が外れる」などのトラブルが生じるため、不便に感じる場面が意外に多いものです。
こんなお悩みありませんか?
①入れ歯が合わない
入れ歯は、とても複雑な構造をしています。総入れ歯は人工歯と歯茎の部分に相当する義歯床(ぎししょう)、部分入れ歯にはさらにクラスプと呼ばれる留め具までついています。それをお口の中にぴったり適合させるのは極めて難しいもので、合わない入れ歯が出来上がってしまうのもある意味当然といえます。
②入れ歯がずれる・外れる
入れ歯は、お口の粘膜に吸着させたり、残った歯にクラスプを引っ掛けたりすることで固定する装置です。そのため、特に保険で作製した入れ歯の場合、食事の際や会話をしている時などに「ずれる」「外れる」ことも少なくありません。これは取り外し式の装置において、避けて通ることのできないデメリットといえます。
③見た目が良くない
どんなに精巧に作った入れ歯でも、どうしても入れ歯を装着していることが人に知られてしまう可能性があります。特に保険の入れ歯の場合、ほとんどのケースで「入れ歯を使っている」ことに気づかれます。また、部分入れ歯には金属製のクラスプが付属していることから、審美性の低下も大きくなります。
④硬いものを食べられない
天然の歯には、歯根というしっかりとした土台があるため、おせんべいやピーナッツのような噛み応えのあるものでも自由に食べることができます。一方、入れ歯には歯根のようなしっかりとした土台が存在しないことから、硬いものを食べるのは難しいといえます。また、食べ物の感触や温度が伝わりにくいことから、せっかくの楽しいお食事が楽しめなくなってしまうことも少なくありません。
⑤不潔になりやすい
保険診療の入れ歯は、人工歯も義歯床も「レジン」と呼ばれるプラスチックで作られます。レジンは水分を吸いやすく、汚れも付着しやすい性質を帯びていることから、どうして入れ歯が不潔になりがちです。
⑥お手入れが面倒
入れ歯は固定式の補綴装置とは異なり、毎日取り外してお手入れする必要があります。これを面倒に感じている患者さまも少なくありません。
入れ歯のお手入れが不足すると口臭や口内炎の原因・歯石がこびりつく原因となります。
入れ歯治療の問題点
ここまで、患者さまが感じる入れ歯への不満や不便な点を解説してきましたが、専門的な観点からも入れ歯にはいくつかの問題点があります。
①顎の骨が痩せていく
入れ歯では、失った歯の下にある顎部分に適切な刺激が伝わらなくなります。そうすると、役目を終えたと判断した顎の骨が徐々に痩せていってしまうのです。入院してベッドの上で生活していると、足の筋肉や骨が弱くなっていくのと同じ現象です。
②修理や調整、再製作が必要になる
入れ歯は経年的に劣化、変化していく装置です。上述したような不具合が生じる度に調整や修理を行い、ケースによっては再製作が必要となることもあります。
③残った歯に負担がかかる
部分入れ歯の場合は、入れ歯の固定を残った歯に求めることになります。さらに、噛んだ時の圧力は、主に残った歯へと伝わることから、残存歯の負担が大きくなってしまいます。
過度な負担が残存歯にかかると、その歯も抜け落ちてしまうリスクが高まります。
不便を感じない入れ歯は存在しない?
このように、入れ歯という装置はその特性から、少なからず不便を感じるものです。入れ歯をお使いになっているすべての人に共通して言えることでしょう。
「本物の歯と同じように噛みたい」「入れ歯を入れていることに気づかれたくない」という方には、インプラント治療をおすすめします。
インプラントってなに?
天然の歯と同じように噛める人工歯
インプラントは、顎の骨に「人工歯根」を埋め込む治療法です。人工歯を支えるしっかりとした土台を獲得できるため、天然歯と同じように噛むことができます。
インプラントはずれない・外れない
インプラントは、固定式の補綴装置なので、入れ歯のようにずれたり外れたりすることはありません。またお手入れもしやすく、入れ歯よりも不潔になりにくい傾向にあります。
見た目が天然歯とそっくり
インプラントは、天然の歯列と見事に調和します。多くの人は、どこにインプラントを入れたのかわからないほど、美しい仕上がりを実現することが可能です。
顎の骨が痩せていかない
インプラントでは、ものを噛んだ時の圧力が顎の骨へと伝わります。これは人工歯根が存在するからですね。その結果、10年20年と使い続けても、顎の骨が痩せ細っていくのを防ぐことができるのです。インプラントページへ
CTを活用した精密なインプラント治療を実現
オリーブ歯科では、歯科用CTという特別な装置を完備しており、精密なインプラント治療が可能となっております。「入れ歯が合わない」「入れ歯が不便でストレスがたまる」などのお悩みをお抱えの方は、お気軽に当院までご相談ください。ていねいなカウンセリングはもちろんのこと、安心して手術を受けられる精密なインプラント治療をご提供いたします。