お子様の歯のでこぼこを改善する歯列矯正は、乳歯がすべて抜け、12歳臼歯(第2大臼歯)が生え28本生えそろう中学生以降が適齢期です。
永久歯の生え変わり前の歯列矯正待機の間は小児歯科での定期検診や治療をすべて当院で行えますので、急ぐことなく歯の生え変わりの状態と、受験などの生活環境、心の状態が整った上で矯正のご提案をしています。
質問の答えは、あくまでも今の当院の見解です
お子様の歯のでこぼこを改善する歯列矯正は、乳歯がすべて抜け、12歳臼歯(第2大臼歯)が生え28本生えそろう中学生以降が適齢期です。
永久歯の生え変わり前の歯列矯正待機の間は小児歯科での定期検診や治療をすべて当院で行えますので、急ぐことなく歯の生え変わりの状態と、受験などの生活環境、心の状態が整った上で矯正のご提案をしています。
大抵の場合は拡大治療が必要ありません。必要なケースは交叉咬合といわれる口呼吸などにより上顎が狭くなり下顎が横にズレて噛んでいる場合のみです(参照:交叉咬合について)。交叉咬合でない場合に拡大治療をすると、病的な拡大を起こし取り返しのつかないケースもあります。前歯も出っ歯になって行きます。
しかしわずかなでこぼこの解消のために使用される場合に有効な場合もあります。それもセファログラムと呼ばれるお顔のレントゲンによる診断により決定されるべき治療です。
あります。「詳しすぎるパンフレット(交叉咬合について)」にある主に以下の4つの不正咬合です。
とくに③④はレントゲンでのみ確認可能で、学校健診では見つかりません。当院の定期検診では1年に1回レントゲン写真で確認し歯の萌出予測をしています。レントゲンを撮っていない歯科医院では、かなりの確率で見落とされています。
永久歯の本格矯正の前にするべき準備(咬合管理、咬合誘導)は沢山あります。もちろん装置を使わない観察期間は費用は発生しません。
急ぐことはありません。ご本人、ご家族ときちんと話し合い、受験や部活、思春期の心の状態などを考慮したうえで進めてまいります。
時には高校生まで待つこともあります。もちろん大人になってからでも歯列矯正は可能です。治り方に違いがあるわけでもありません。
まずは矯正相談の時間を設け、歯列矯正の原則(参照:良い歯並びとは)に従って患者様の状態と考えられる治療法をご説明します。その上でご本人やご家族が矯正治療に同意、納得ができて初めて精密検査に移ります。
精密検査では必ず顔面と歯の位置関係を調べるセファログラム分析をした上で、治療方法を決定し、矯正治療がスタートします。
※矯正歯科治療は公的健康保険適用外の自費(自由)診療です。